ぼこぼこ介護

. 新しいフライパンの力

掃き溜めに鶴のような、白く輝く冷蔵庫さまを、

毎朝フキフキしながら、嬉しさをかみしめている私。

実は他にも新しく、フライパンを買いました。

今までのテフロンのものは、テフロン?、それ何物?

と言いたい程、何もかもがこびりつき、持ち手の柄も

ネジ止めされているタイプ。でももう、だいぶ前から 

このネジもイカレており、持ち上げるとクルクル回って、

気をつけないと、料理が床に散乱してしまう。

それでも、ちょっとしたコツをつかんで使い続けていた。

でも、こういう物をケチってどうする?と、疑念が湧き、

そんなに高いものでもない。と、早速古いものを捨てて、

新しいものを買ってきた。今度は、柄が本体と同化した

ものでテフロンではなく、小型で安めのを選んでみた。

早速、それでチャーハンを作ったら、材料は同じなのに、

感動するほどのパラパラチャーハンが出来あがった。

そうか。料理は道具も大事なのだな。

もっと早く、使いづらいものを捨てればよかったのにね。

反省しきりでございます。

. 内履きを洗う・・えっ?

デイから帰って来たおかあさんは、ビニール袋を

下げている。デイの職員さんによると、毎回デイで

履いている内履きを洗ってきてください、とのこと。

それを気にしてか、デイのバックを手に、ウロウロ

いつまでも落ち着かないおかあさん。

「階段に(バッグ)置いて」とお願いしたのに、

トイレに入ろうとする。ついに、階段という言葉も

理解出来なくなったか。と、唖然とする私。

かと思うと、置いたバッグをわざわざ持ってきて、

「ズックを洗う」と言い張るのを、なだめたり。


一晩経って、おかあさんと一緒に内履きを洗い、

新聞紙を詰めて干す。

その後、両親には風呂にも入ってもらって、

さっぱりしました。

. ゴミ屋敷の奇々怪々

最近、老眼がますます進んだかもしれない。

目の端に何か動くものがある。と、ぎよっとする。

が、別に何も居ない。ということが、頻繁にある。

でも、今年は強力な殺虫剤のおかげで、去年まで

台所に出没していたゴキブリも、姿を消したはず。


ところが先日、私の部屋に仔ヤモリが二匹出た。

一匹は薄茶になって死んでいて、相当ビビった。

目の端にちらつくモノの正体はコレだったのか?


昨日は階段の間に、得体のしれない黒いもの。

ヒゲの生えた茄子のような感じだが、まさかネズミ?

おっかなびっくりほうきで掃き出してみると、

なんと革袋に入れた私の大事なハンコだった。

ケアマネさんが見えた時、このハンコを用意し、

その後、うっかり階段に落としたらしい。

さらに、洗いものを終えた洗濯機からは、

二本もの単四乾電池が出てくるしまつ。

なんだか、ゲーム上の怖い怪物に遭遇しているような

日々なのであった。(ゲームしないけど)

. お変わりあり・・ますけど

よく、メンバーや体操教室の事務局の方から、

「ご両親はどう?その後お変わりないですか?」と

声をかけられて、私はいささか返事に困る。 

この方は、一体いつ頃の両親の姿をご存知なのか?

また、両親を全然知らない人に言われたりもする。

そういう人でも今では、「おかげさまで元気ですよ」

という社交辞令を、はばかる気持ちが沸いてくる。

おとうさんは腰が曲り、荒い息をしてヨタヨタ歩き

ガレージのシャッターを開けるのもままならない。

おかあさんは一人では何も出来ず、毎日ほぼ2分毎に

同じ話を繰り返し、混乱する。はたして、どこまで

元気と言えるのだろうか?元気な姿には見えないが?

入院していなかったり、寝たきりでさえなかったら、

元気と言っていいのだろうか?おかあさん(要介護1)

は、「ウチは皆、健康でよかったね」と繰り返すが、

健康とは何だろう?と、その度、腑に落ちないのだ。

. 富山弁「なんなん」

古い富山弁で、「なんなん」というのがある。

「いえいえ(いいえ)」という意味だ。

「いやいや違うんです」という意味もある。

若い人はあまり使わないだろうが。

関西の人がこの文字を見たら「何なんだよ?」

という意味かと思われるでしょうけど、言葉に

するとお経みたく、イントネーションも平坦だ。


おかあさんが認知症になった初期の頃、

おとうさんと二人の間で、この「なんなん」が

日々飛びかっていた。

お互いが"自分の記憶を主張する合戦"を

やっていた訳なのだが、しまいには二人とも、

「なんなん」「なんなん」と言い合うだけに。

翻訳すると「そうじゃない」「いや違う」と、

主語もなく、口角泡を飛ばしていた訳ですね。

今こうして文字で書くと笑い話っぽいけど、

その時の両親の間には、狂気に似た雰囲気が

ただよっていたものである。


今ではそんな両親も、静かに昼寝をしている。

. プロフィール

ケランパ

Author:ケランパ
脳出血の経験がある母は、H24年アルツと診断される。
H28年父が心不全で入院。私は還暦を過ぎて、
高齢者に健康体操を指導しつつ、両親の介護中。

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