ぼこぼこ介護

. 旅行の顛末

地区での旅行が企画されており、

両親が参加の申し込みをしたのだが、

温泉旅行ということで、話し合いの末、

おとうさんのみ参加、おかあさんは

私と一緒に近場の温泉に行くとなった。


おかあさんがおとうさんの行動に口出しして

バトル勃発以来、おとうさんもおかあさんに 

気兼ねして、いちいち意向を確かめるようになる。

おとうさんは、自分だけ勝手な行動をしていると

文句を言われ続けたので、必ずおかあさんを誘う。

誘われると、今やおかあさんは条件反射のように、

「行く」というが、2.3分後には忘れてしまう。


実際のところ、地区の旅行に参加したとしても、

風呂場や脱衣所では、もはや介添えが必要で、

それを余り親しくもない旅行参加者に頼るのは、

無理である。見て見ぬ振りをされるのがオチだ。

そこのところが、男性であるおとうさんには、

今ひとつ理解しきれていないようだ。


私と一緒なら、その点は安心だから、これでいい。

. 5月検診日2

5の検診日は今月2回ある。

最近はすっかりおだやかなおかあさん。

しかし、認知症は静かに進んでいる。

風呂には、まだ入ろうという意志はあるようだ。

せかしたためか、髪を洗い忘れてしまった様子。


衣装だんすの扉をバタバタさせ、

おとうさんがこの中をいじった。とブツブツ

文句を言い続けるだけで、何をどう選ぶかも

目的の服をどこに置いたかも判らないで、

一向に着替えが進まない。

私が服を出し、衣服の場所が確認出来ると、

自分で選び直したりスカーフを巻いたりする。

爪が伸びていたが、帰宅後自分で切った。


今回もなんとか時間内に出かけられた。

今月は睡眠薬もウィンタミンも余っている。

ころんだというのでシップ薬も貰って帰る。

先生の都合で、次回は7月3日になった。

体重47k、血圧 150/79

. お茶碗割れた

「ころんだんだよ」
「えっ?何、どこか痛い?」

仕事から帰って、夕飯の支度をし始めた時だ。

「どこも痛くない。お茶碗、割れちゃった」
「そー、大変だったんだね」

おかあさんの話に相づちを打ちながら、

いつの話だろうか?と思っていると、また

「ころんだけど、どこも怪我しなかった」

同じ調子で同じ言葉が再生される。

庭にでも出ていて、けつまづいたのかな?

ご飯をよそおうと洗い桶の中を探す。

「アレ?お茶碗どこ仕舞ったの?」


「だから、ころんで割っちゃたのよ」

「えっ?今日の話だったのか・・・」


おかあさんの話には、いつ、どこで、が

ないので、またずっと前のことを言っている

のだと取合わなかったのだが、悪かった。

でもだいじょうぶ。

断捨離出来ていないおかげで、

ウチにはおかあさんがしこたま溜め込んだ

使っていない食器がたんとあるからね。

. 晩ご飯2度食べる気?

「晩ご飯炊いてあるんや」・・えっ??

夜8時頃仕事から戻り、今回は閉め出されなかった、

やれやれと思っていると、奥からおかあさんの声。

一瞬何の事かわからない。27日夜の話だ。

私が仕事に行く前、皆でとっくの昔に夕飯を済ませた。

「晩ご飯はもう済んだでしょ。ご飯食べたじゃない。

あれ(準備中の米)は明日の分だったんだから・・・」

そう、仕事前に、今朝28日の分の釜飯を炊くための

下準備として、お米を2合と少しといでおいた。

「おとうさんも、食べたというからどうしよう。

さっき炊飯ジャーのスイッチ入れたばかりやから、

切ってしもて(切ってください)」とおかあさん。

白飯だけ炊かれてもおかずの用意無いのに・・・。


一緒に台所に入ると、ジャーはスイッチ入っていない。

もしやと中を確認すると、もう釜飯の具が入っている。

どうやらすぐ気づいてスイッチを切ったようだが、

このまま台所に置いておくと腐ってしまいそうだ。

かといって、すぐ炊くにも間が悪すぎる。

それで、内釜ごと一晩冷蔵庫に入れておき、

朝改めて炊くことにして、もうこの件はおしまい。

さて、釜飯の運命やいかに・・・。


段取りよく準備しすぎるのも弊害になるとはね。

. 指がうまく使えない

パララ・・・。箸(はし)が転がる音がする。

昔の行儀作法通り、一口食べては箸を置くおかあさん。

箸をテーブルに置かないで

お茶碗の上に不安定に戻すから、

ひっきりなしに箸が転げ落ちるのだ。

箸置きを使えばいいのかもしれない・・。

そういえばずいぶん前から、箸置きを使わなくなった。

ついつい、漬け物の小皿のふちにひっかけておしまい。

おとうさんは箸を握ったら食べ終えるまで置かないし。


イチゴを、ウチでは皆ご飯の前に食べてしまう。

今日は箸を落とす音しないな・・。おかあさんを見ると、

イチゴに添えた小さなフォークで、ご飯をすくって

食べていた。おかずの野菜炒めもそれで突き刺している。

見ている間に小皿にひっかけてあった箸に手が触れて、

やっぱりパララと落ちてしまった。


箸ではなくスプーンとか子供用フォークだったら?

でもそれではあまりにも味気ないような・・。

脳機能を保つ為には、箸で食べる方が良いようにも思う。

箸置きを探してみようか。 

. プロフィール

ケランパ

Author:ケランパ
脳出血の経験がある母は、H24年アルツと診断される。
H28年父が心不全で入院。私は還暦を過ぎて、
高齢者に健康体操を指導しつつ、両親の介護中。

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